キッズ・リターン

 北野武の名作。続編(「キッズ・リターン 再会の時」)が製作されたというので、改めて見てみた。好きだなあ。北野映画では、これが一番、好きだなあ。瑞々しくて、切なくて...。乾いて冷めているけど、どこか希望も残していて。日本の青春映画の傑作の1本だと思う。何よりも安藤政信金子賢という主演の2人がいい。どうせ続編を作るならば、イーサン・ホークジュリー・デルピーの「ビフォア」シリーズみたいに、同じ主演のコンビで、同じ歳月を積み上げた作品にして欲しかったなあ。そのぐらいのこだわりで作って欲しいくらいの作品だけどなあ。しかし、カツアゲされる高校生の役で、宮藤官九郎が出ていたとは...。今回見て初めて気がついた。
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