阿部寛主演の「新参者」加賀恭一郎シリーズの一作。「新参者」の舞台である
日本橋署の前の練馬署時代の物語。原作者・
東野圭吾の物語は
推理小説であると同時に人情話だなあ。
阿部寛は情に厚い
シャーロック・ホームズといった感じ。犯行そのものよりも隠蔽がドラマであり、家族がドラマ。日本というのは情念に満ちた社会であるのだなあ。ベタベタな話だと思いつつ、最後まで一気に見てしまう。犯人のお父さんは「
あまちゃん」の大吉さんこと、
杉本哲太。
阿部寛は「トリック」の上田教授も好きだけど、加賀刑事もなかなか良い。対極的なキャラクターだけど。