日本代表、オランダ相手に2−2のドロー。逆転の好機も

オランダ代表対日本代表の国際親善試合がベルギーのゲンクで16日行われ、2?2の引き分けに終わった。日本はオランダに2点を先行されながらも、積極的な戦いで同点に追いつき、最後まで決勝ゴールを狙い続けた。

 このところ、不調で、ついに監督交代論も浮上するようになった日本代表、今日はいくつも見せ場を作り、後半はオランダを圧倒していた。スタメンは、香川、遠藤、川島、柿谷を外す予想外のメンバー。いつもより気合いは入っていたものの、2−0とオランダに先行されたときは、今日も惨敗かと思われた。しかし、攻撃精神を貫徹し、前半のうちに大迫のゴールで1点差に追いつき、根性を見せた。さらに香川、遠藤が入った後半になると、オランダを圧倒し、完全に日本ペース。同点に追いついた後も攻勢を強め、香川のスルーパスから柿谷があわや逆転ゴールという場面もあった。
 最近は、ザッケローニ監督の采配に対する批判も強かったが、この日の同点でひとまずおさまるのだろうか。ただ、今日の結果が采配によるものなのか、選手たちの気合いでオランダを圧倒したのか、あるいは、ファン・ペルシーをケガで欠くオランダは攻撃力で問題を抱えているということなのか、そのあたりは良くわからなかった。選手たちの気迫が今までとは違ったことは確かで、そこは頼もしかったけど、それが監督の采配なのかどうか...。
 日本の場合、攻撃がはまれば、強いのはわかったが、カウンター、速攻などを受けたときのディフェンスの脆さが改善されたのかどうかは今日の試合だけではわからなかった。高い位置での守備が機能していたけど、これが、どのチームにも通用するのかどうか。もう1試合、ベルギーとの試合を見ないと、わからないかな。日本はフランスにも勝ったことがあるから、欧州のチームとは比較的、相性がいいのだろうか。セルジオ越後さんは今日の試合をどう見ているのだろう。
★ オランダ戦ドローにセルジオ越後氏「勝ち点1で満足しちゃいけないが、2点目は完璧なゴールだった」サッカーキング => http://bit.ly/1aKvyLR

サッカー日本代表 2014カレンダー

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