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一方、現代(21世紀)の釜山で暴力に走る若者たちは、前作「友へ チング」の時代(1970-80年代)の若者たちとは違って暴力団・ヤクザという古典的組織ではなく、日本でいう「半グレ」的なグループとなっている。このあたり日本の社会状況とも重なり合うようで、なかなか興味深かった。日本で、暴力団から半グレへと移行する「暴力」の変遷を描いた映画はあるのだろうか。
日本のヤクザ映画だと、その底に流れるのは「義理と人情」だが、「チング」の場合、家族であり、友情であり、地縁血縁であり、米国やイタリアのマフィア映画に似たところがある。このあたりも民族性なんだろうなあ。前作「チング」でも主演を演じたユ・オソンは脇役系の悪党顔の人、こういう人が主役を演じることでリアリティが出てくるのかなあ。前作で殺されてしまう「親友」のチャン・ドンゴンは主役的な華があるけど。この続編での新しいキャラ、キム・ウビンはモデル出身というが、現代的な韓国青年のムードがある。時代とともに体つき、顔つきは変わってくるのか。日本でも同じかもしれないが。
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