ノーベル物理学賞に梶田隆章氏。今年はノーベル賞の当たり年? で、梶田氏も大村氏も地方大学の出身

ことしのノーベル物理学賞の受賞者に、物質のもとになる最も基本的な粒子のひとつ「ニュートリノ」に質量があることを世界で初めて観測によって証明し、「ニュートリノ」には質量がないと考えられてきたそれまでの素粒子物理学の定説を覆した東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さんが選ばれました。合わせて、カナダのクイーンズ大学の名誉教授、アーサー・マクドナルド氏も選ばれました。日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め、5日に医学・生理学賞の受賞が決まった大村智さんに続いて24人目で、物理学賞の受賞は、去年の赤崎勇さんと天野浩さん、中村修二さんに続いて11人目となります。

 今年はノーベル賞の当たり年かな。昨日の医学・生理学賞に続いて、今日は物理学賞。物理学賞は11人目。湯川秀樹以来、日本は物理学賞に強いなあ。受賞者24人中11人だから、半数近い。で、もうひとつ、気がついたのは、昨日の大村氏は山梨大学、今日の梶田氏は埼玉大学の出身。独創的研究者は地方の大学から(埼玉は地方というイメージが薄いが)生まれてくるのかな。東大は大学院はすごいけど、大学はもはや独創的じゃない?
 で、学校つながりで言うと、大村先生は韮崎高校の出身らしいが、韮崎高校といえば、何と言ってもサッカーの中田英寿。中田ヒデは大村先生の後輩なのだな。一方、梶田先生の埼玉大学理学部には、池澤夏樹が在籍していたことがあるらしい。中退のようだけど、一応、池澤直樹は梶田先生の先輩なのかな。

自然の謎と科学のロマン〈上〉宇宙と物質・編

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