シンガポールで米朝首脳会談がついに開かれた。トランプ大統領と金正恩、「odd couple」といった印象が否めないが...。リトル・ロケット・マンと世界平和を壊す老いぼれの初会合は、ほぼ和気藹々だったなあ。で、サインした合意文書は...
www.asahi.com 内容は漠然としたのもののようにみえるが、ともあれ米朝首脳が会ったことに意味があるということなのだろうか。トランプは記者会見で、自分は北朝鮮に訪問したいし、金正恩委員長を米国に招待したいとも言っていた。戦争に前のめりだった時代から外交重視の時代に一歩踏み出したのかな。立ち位置によって、どのようにでも言えそうな首脳会談。
しかし、金正恩、外交を楽しんでいる。シンガポールの外相とセルフィーまで...
BREAKING: Kim Jong Un has discovered the selfie. pic.twitter.com/yc7GL98yN9
— ian bremmer (@ianbremmer) 2018年6月11日
この若い独裁者、メディア戦略も巧みなのかもしれない。以前から、単なる血に飢えた狂気の暴君ではなく、政治力、外交力はあなどれないとの声があったが、今年に入ってからの動きをみると、その評価は正しかったかもしれない。この相手に、日本政府はどのように対応していくのだろう。
そもそも、外交ルートを持っているのかどうか。民間ルートとか、裏ルートとか、外交では複数のチャンネルが必要といわれるが、果たして日本は...。ここは一発、アントニオ猪木に活躍してもらうことになるんだろうか。