猫に小判、豚に真珠、役所に歴史資料...。富士山測候所の日誌が廃棄されていたとか

 科学者はノートが生命と言うけど、役所にとって、そんなことは関係ないらしい。

 気象庁富士山測候所の職員が68年間つづった40冊以上の「カンテラ日誌」が所在不明になっていた問題で、同測候所を管轄した東京管区気象台毎日新聞の取材に、昨年11月以降に「文書整理の一環」で廃棄していたことを明らかにした。気象観測のほか、眼下の空襲など太平洋戦争も記録した貴重な資料が失われた。閲覧したことがある気象専門家らは「職員が見たまま感じたままを率直に記した第一級の歴史資料だった。機械的に捨てるなんて」と批判している。 

富士山測候所:日誌を廃棄 68年間つづった貴重な40冊 - 毎日新聞

気象庁富士山測候所の職員が68年間つづった40冊以上の「カンテラ日誌」が所在不明になっていた問題で、同測候所を管轄した東京管区気象台毎日新聞の取材に、昨年11月以降に「文書整理の一環」で廃棄していたことを明らかにした。気象観測のほか、眼下の空襲など太平洋戦争も記録した貴重な資料が失われた。閲覧したことがある気象専門家らは「職員が見たまま感じたままを率直に記した第一級の歴史資料だった。機械的に捨てるなんて」と批判している。
気象庁富士山測候所の職員が68年間つづった40冊以上の「カンテラ日誌」が所在不明になっていた問題で、同測候所を管轄した東京管区気象台毎日新聞の取材に、昨年11月以降に「文書整理の一環」で廃棄していたことを明らかにした。気象観測のほか、眼下の空襲など太平洋戦争も記録した貴重な資料が失われた。閲覧したことがある気象専門家らは「職員が見たまま感じたままを率直に記した第一級の歴史資料だった。機械的に捨てるなんて」と批判している。
気象庁富士山測候所の職員が68年間つづった40冊以上の「カンテラ日誌」が所在不明になっていた問題で、同測候所を管轄した東京管区気象台毎日新聞の取材に、昨年11月以降に「文書整理の一環」で廃棄していたことを明らかにした。気象観測のほか、眼下の空襲など太平洋戦争も記録した貴重な資料が失われた。閲覧したことがある気象専門家らは「職員が見たまま感じたままを率直に記した第一級の歴史資料だった。機械的に捨てるなんて」と批判している。
気象庁富士山測候所の職員が68年間つづった40冊以上の「カンテラ日誌」が所在不明になっていた問題で、同測候所を管轄した東京管区気象台毎日新聞の取材に、昨年11月以降に「文書整理の一環」で廃棄していたことを明らかにした。気象観測のほか、眼下の空襲など太平洋戦争も記録した貴重な資料が失われた。閲覧したことがある気象専門家らは「職員が見たまま感じたままを率直に記した第一級の歴史資料だった。機械的に捨てるなんて」と批判している。

  役所にとって、測候所の日誌もゴミなんだなあ。記録に対するリスペクトがない。保管場所の問題というのならば、デジタル化という方法があるし、自分のところで不要と思うのならば、気象大学校でも、日本気象学会でも、日本山岳会でも、富士山関係の博物館・研究施設でも、国立国会図書館でも、どこかに寄贈すればいいのに。役所が金儲けに走って民間にオークションで払い下げても、誰かが持っていれば記録は残るだけに価値がある。捨てたら、すべてが消えてしまうだけ。

 歴史に対する責任、記録が未来に貢献する可能性があることなど、役所には全く関心がないのだなあ。むしろ、いかに記録を抹殺するかにしか興味がないのか、とさえ思えてしまう。お役所仕事というのは、機械的に記録を抹殺していくことなのかと思ってしまう。紙は捨てるにしても、デジタル化してしまえば、そんなにコストもかからないのに、いつの時代を生きているのか...。猫に小判、豚に真珠、役所に歴史資料か...。

富士山測候所物語 (気象ブックス)

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