「ミラーズ・クロッシング」再見。コーエン兄弟といえば、やはりこれだなあ

 久しぶりに再見しました。

  コーエン兄弟の「ミラーズ・クロッシング」。コーエン兄弟に注目したのは、このスタイリッシュなハードボイルド映画を見てから。この映画で、ガブリエル・バーンのファンになった。アルバート・フィニーは渋い。コーエン映画の常連となるジョン・タトゥーロスティーブ・ブシェミといった個性派も出ている。役者も監督も脚本も映像(撮影)も音楽もともかく好きな映画。ムードがある。

 コーエン兄弟の映画は実際のところ、玉石混交というか、傑作と凡作が混在する感じがするのだが、個人的には「ファーゴ」と「ノーカントリー」と、これだなあ。ただ、コーエン兄弟、その後は、この手のちょっとレトロなハードボイルド・ギャング映画は作っていない様子。レイモンド・チャンドラーとか、ダシール・ハメットとかを原作とした映画をつくると、面白いと思うけど。

ファーゴ (字幕版)

ファーゴ (字幕版)

 
ノーカントリー (字幕版)