建国記念日の朝、雪がちらついているのを見て、思い出した映画
朝、起きたら、雪が降っていた。建国記念日の雪といって思い出す映画は...
大島渚監督の「日本春歌考」。建国記念日が始まったのは、1967年2月11日。この日は雪で、東京は7ミリの積雪*1。この歴史的な日にロケを決めていたと思うのだが、偶然、雪が降ったことで印象的な映像になった。昔、大島渚特集をやっていた、どこかの映画館で見た記憶があるのだが、映画の筋は忘れてしまった。ただ、建国記念日(映画に出てくるのは紀元節復活反対デモだが)に雪という映像だけが印象に残って、建国記念日の雪というと、この映画を思い出す。
YouTubeに予告編があったのだが、やはり、筋はまるで覚えていない。
予告編を見ると、何だか、全共闘時代の映画っぽいなあ。70年安保前夜、67年の映画だからなあ。この映画、大島渚のATG時代の映画かと思っていたら、まだ松竹だった。寅さんやら、釣りバカやらの松竹が、こうした映画を作っていたのって時代だったんだなあ。タイトルもタイトルだけど、予告編もヨサホイ節(春歌)。かなり挑発的だなあ。
出演陣を見ると、伊丹十三、この頃はまだ一三(いちぞう)だった。ウィキペディアを検索してみたら、伊丹夫人の宮本信子も出ていた。