福島原発直後、米国が80キロ圏内の避難を勧告したのは、日本の情報(SPEEDI)に基づいていたの?...
国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会は16日、第2回会合を開き、政府の事故調査・検証委員会、東京電力、文部科学省から話を聞いた。文科省は緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)で得られた放射性物質の拡散予測結果について、国内での公表より先に米軍に3月14日から外務省経由で提供していたことを明らかにした。
福島原発事故の話は後から後から、え〜〜という話が出てくる。3月11日の震災・津波に伴う原発事故の後、3月16日に米国は50マイル(80キロ)圏からの避難を勧告している。日本は過剰反応だとか批難していたが、いま考えると、合理的な措置。さすが米国の情報力と思っていたが、上の記事を見ると、米国が意思決定するときに使ったデータって実はSPEEDIだったの?と思ってしまう。うーん。政府・官僚は「パニックを恐れた」というのだろうけど、何だか国民を見捨てた措置のように思えてきてしまう。加えて、二本松のマンションの高放射線とか、いまだに、そのときのツケを支払わされている。危機に弱い国なのだなあ。今度、災害に見舞われた時は、CNNやBBCをチェックしていたほうがいいのだろうか。
【やぶしらず通信・関連ログ】
・福島第一原発事故、米国は50マイル(80キロ)圏内からの避難を勧告(2011年3月17日) => http://bit.ly/yLhG0L
・福島第一原発事故、米国は解決に数週間という見方。加えて、やっぱり空から見ている?(2011年3月18日) => http://bit.ly/yLDXUi
・福島第一原発事故、米国大使館の米国民向け原発関連情報が気になる(2011年3月27日) => http://bit.ly/zFzI8W
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