遅刻魔プーチン。待たせた時間はメルケル首相4時間15分、エリザベス女王14分。トランプ大統領、安倍首相は...

 ロシアのプーチン大統領は、遅刻魔というか、自分の力を誇示する傲岸不遜な権力者というか、首脳会談でも相手を待たせることで有名。イアン・ブレマーがこんなツイートをしていた。

 プーチンのお待たせランキング。栄えある1位は、ドイツのメルケル首相、4時間15分。よく怒って帰らなかった。心理戦が大好きなKGB出身のプーチンのことだから、自分を試しているとメルケルは思ったのかもしれない。2位が、ウクライナのヤヌコビッチ、4時間。大統領のときか、ウクライナを追い出された後かはわからない。いずれにせよ、露骨に軽んじられている雰囲気。

 そして、3位、銅メダルが安倍首相、3時間。「ウラジーミル」とファーストネームで呼ぶような関係ではなさそうな...。4位はインドのモディ首相の1時間だから、結構、差をつけている。ドイツと同じような国際的な存在感と喜ぶべきか、あるい、ロシアはドイツ、日本をいまだ敵国と思っているのかと考えるべきか。どっちなんだろう。

 遅刻の魔王プーチン、フランシスコ法王を50分、エリザベス女王を14分待たせる。宗教的な権威も欧州の歴史ある王族も無視。それでも15分は短いほうだから、エリザベス女王には多少の敬意を払っていたのか。

 で、世界の超大国アメリカの大統領は、というと、トランプ45分、オバマ40分...。あらぁ〜、プーチンに尽くすトランプ大統領だけど、扱いは、オバマ大統領よりも低い? 報われないなあ。

 ついでにおまけで、もうひとつイアン・ブレマーの秀逸なツイート。

  トランプ大統領は、アメリカ国民よりもプーチンのロシアの尻を追いかけるのかよ、という「Oh my god!」の声が聞こえてきそうな1枚。

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