米国、安全保障担当補佐官の後任にフォードの幹部? フォードの幹部が軍事を担うと思い出すのは、この人...

 トランプ政権、幹部の辞任はとまらないは、大使も多くの国で決まっていないは、もうグジャグジャ。北朝鮮との戦争に前のめりといわれるトランプを止めているのは、軍出身の3人衆たちといわれる。マティス国防長官、ケリー大統領主席補佐官、そしてマクマスター国家安全保障担当補佐官。そのマクマスターに辞任のうわさ..

米NBCテレビは1日、トランプ政権がマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を4月にも交代させる準備をしており、後任に米フォード・モーターのスティーブン・ビーガン副社長が最有力となっていると報じた。

 後任にフォードの副社長...。うーん。大丈夫かあ...。フォード出身者が安全保障、軍事を担うと言えば、すぐに思い出すのは、この人だろう。

マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓

マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓

 ケネディ、ジョンソン両政権の国防長官を務めたロバート・マクナマラ。フォードの社長からケネディ政権入りした「ベスト・アンド・ブライテスト」のひとり。軍事を効率化し、経営しようとしたが、ベトナム戦争の泥沼に飲み込まれ、苦悩する。ビジネスではっピカピカの実績をあげた人だが、経営者と国防長官とでは勝手が違った。どこで何を誤ったのかーーこの映画では、本人が告白している。 マクナマラはフォードの社長だったけど、今度は副社長かあ。どんな人なのだろう。トランプは、マクナマラがフォード出身だったことを知っているのかなあ。会社を経営するのと、政治・外交・安全保障は違うと。トランプ、歴史とか無知そうだろうかなあ。大統領補佐官のマクマスターは、ベトナム戦争の分析で有名な人。こんな本を書いている。
Dereliction of Duty: Johnson, McNamara, the Joint Chiefs of Staff

Dereliction of Duty: Johnson, McNamara, the Joint Chiefs of Staff

 もう表紙がジョンソン大統領の話を聞くマクナマラ国防長官だもんねえ。フォードの副社長という人、マクナマラの教訓を勉強している人なんだろうか。マクマスターの本は読んでいるのかな。それとも、単なるトランプのオトモダチなのか...。マクマスターのほうが安定感はある気がするけど...。何だか不安だなあ。
ベスト&ブライテスト〈中〉ベトナムに沈む星条旗 (Nigensha Simultaneous World Issues)

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