東京高裁、ネット医薬品販売禁止の厚生労働省令は違法との逆転判決

改正薬事法の施行に伴い、第1類および第2類一般医薬品のネット販売を禁止した厚生労働省の省令は違法だとして、ケンコーコム株式会社と有限会社ウェルネットの2社が販売権の確認などを求めていた裁判の控訴審で、東京高等裁判所は26日、2社の販売権を認める逆転判決を言い渡した。

 今日は小沢元代表陸山会事件の判決ばかりが注目を浴びているが、こちらの判決も要注目だなあ。ネットでの医薬品販売禁止、当時から、コンビニが医薬品を取り扱えるようにする見返りに禁止したんじゃないか、みたいな利権説があったが、ようやく常識に戻った感じが。医薬品販売に規制は必要であるにしても、一般医薬品のネット販売まで禁止する必要があるかどうかは疑問で、「ネットにマーケットを奪われるのではないかと危惧している調剤薬局陣営の圧力じゃないの」的な見方があったけど、これでネット販売再開への道が開かれるのだろうか。それとも最高裁まで行かないとわからないのかな。しかし、この規制、省令だったのか、法改正があったのかと思った。省令で封じていたのか...。官治国家だなあ。
★医薬品のネット販売認める 東京高裁「禁止の省令は違法」 1審判決取り消す - MSN産経ニュース => http://bit.ly/Ibq6cV
★医薬品ネット販売認める判決--「異常な状態に終止符を」後藤氏 - CNET Japan => http://bit.ly/Ibqb0i

よくわかる改正薬事法 第3版

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