親米国家、サウジもドル離れ?

19日の外為市場で、サウジアラビアの通貨リヤルが21年ぶりの高値に上昇した。サウジアラビアの通貨当局に近い筋がロイターに対し、米ドルとペッグしているリヤルの見直しを検討する可能性があると述べたことを受けている。

 米国の時代が終わろうとしているのだろうか。ドルが売られているが、今までは最強通貨、ドルとの連動で為替の安定を狙うという国があったのだが、ここまでドルが崩れてくると見直しだろうか。中東の中では親米派で知られるサウジも、懐具合のこととなれば、話は別なのだろうか。