米国消費、サブプライムがボディブローのように効いてきた

米小売り大手の業績が一段と悪化している。ホームセンター最大手のホーム・デポが26日発表した2008年1月通期決算は住宅市場の悪化を受け、売上高が前の期に比べ2.1%減と、初の減収になった。百貨店最大手のメーシーズも同2.4%の減収だった。ガソリン高も受けて消費者心理は悪化しており、各社とも今期も業績不振が続くと予想している。

 信用創造の基盤である金融システムが傷ついてしまったわけだから、実体経済だけが無事で済むはずもない。加えて、住宅価格の高騰を担保に個人消費謳歌してきたきたわけだから、さらに今回のサブプライムローン問題のダメージは大きい。というわけで、ホーム・デポにしても、メーシーズにしても、流通大手に具体的な影響が出てきたなあ。