昨日の自分を超えることを継続し続けるプロフェッショナル、市川海老蔵さん、泥酔喧嘩で南座・顔見世を休演

京都・南座は26日、東京都内で暴行を受け、ほお骨にひびが入るけがをした歌舞伎俳優の市川海老蔵12件さん(32)が、30日から始まる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を休演すると発表した。海老蔵さんは「阿国歌舞伎夢華」と「外郎売」に出演予定だった。代役はそれぞれ片岡仁左衛門さんと片岡愛之助さん。

 伝統の顔見世を休む。それも泥酔して喧嘩して、役者の命の顔を怪我してでは...。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、プロフェッショナルとは「昨日の自分を超えることを継続し続けること、かな」と語っていた海老蔵さん、これでは継続するのは「藝」ではなく「飲み」だったの、とツッコミが入りそうだけど。あの番組、海老蔵も変わったのだあ、と感動モノの一編だったのに、自分で全部壊してしまった。まだ、この回の番組サイトはあるみたいだけど...。
第142回 市川海老蔵スペシャル 荒ぶる魂、覚悟の舞台へ(2010年8月19日放送)| NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 => http://t.co/w2hhFbD
 この番組では、「芸の鬼」みたいでカッコ良かったのになあ。で、こういう事件が起きると、やっぱり、変わっていないという記事の嵐が...

体調不良を理由に25日の会見をキャンセルしたにもかかわらず、同日深夜に東京・六本木の繁華街で知人から暴行を受け大けがを負った歌舞伎俳優の市川海老蔵だが、かなりやばい筋とのトラブルに巻き込まれてしまったようだ。「以前から六本木の飲食店で泥酔し調子に乗ってる海老蔵を見かねたグループが“制裁”的に暴行を加えたようだ。六本木界隈では事件の目撃者が多数いたようだが、海老蔵が訪れた飲食店などには箝口令が敷かれている。海老蔵も悪いが、110番通報して事を荒立てた妻の小林麻央の対応も悪かった」(週刊誌記者)

 小林麻央はとばっちりで可哀想だけど。で、こんな話も...

色男の半面、海老蔵は酒グセの悪さでも知られる。その場に居合わせた人に「おれは人間国宝だ」と自慢したり、「君いくらもらってるの?」と他人の給料をずけずけと聞き、絡んだりすることもしばしばだったという。

 せっかくNHKと創った「良い人」イメージを一夜にして壊してしまった。でも、相手が刃物を持っていなかっただけ幸福だったのかもしれない。かつて、様々なトラブルで斬られた男優さんもいるから。しかし、NHKのプロフェッショナルのページ、今となると空しい感じがしてくるなあ。「荒ぶる魂、覚悟の飲み屋へ」と改題したほうがいいんだろうか。