福島第一原発事故、米国は解決に数週間という見方。加えて、やっぱり空から見ている?

米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は17日の記者会見で、福島第1原発事故の解決には数週間かかる可能性があるとの見方を示唆した。これに関連し、米科学国際安全保障研究所(ISIS)は同日、日本時間17日午前10時55分の同原発の写真を公開。4号機への上空からの放水が実施しやすくなっているとの見解を示した。ISISが公開した写真は自衛隊ヘリコプターによる放水直後の画像。米衛星画像大手のデジタルグローブが撮影した。16日までの写真と比べると、4号機の屋根が骨組みだけに変化しており、空中からの放水で水が入りやすくなっているという。

 米国は福島第一原発の解決に数週間かかる可能性があるとみている。確かに完全に集結させるには、そのぐらいのタイムレンジかもしれない。もうひとつ、この記事でわかるのは米国は衛星で事態を監視しているということ。考えてみると、日本はなぜ米国の偵察衛星に支援を求めるなり、偵察機による航空写真を定期的に撮らないのだろう。記者会見では東電の写真が出てくるくらいで、上空からの写真は米国のもの。日本だって偵察機ぐらい持っていると思うけど...。今度の代震災への対応はわからないことが多すぎる。まだ救助の段階で、ライフラインの回復が最優先だが、終わったら、検証が始まるのだろう。すごい話がいろいろと出てくるような気がする。
 こういうときには「軍事オタク」の石破茂さんのような人が危機管理に向いているのだろう。非常事態なのだから、党を超えて知恵を借りればいいのに。

軍事を知らずして平和を語るな

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