月額1480円で映画・テレビ作品見放題の「hulu」が日本にやってきた

Huluは初めての海外進出として、今日(米国時間8/31)から日本でのサービスを開始する。予想どおり、提供物はテレビ番組と映画の両方で、各種デバイスに対し、月額20ドル(1480円)の有料会員制により提供される。(略)合衆国と違って、無料のサービスはない。またHulu Plusの料金としては合衆国の倍以上だ(合衆国は8ドル)。日本なら高くても平気、と思ったのか、ライセンスの問題が絡んでいるのか、それはよく分からない。

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」も「スパイダーマン」も「燃えよドラゴン」も「デスパレートな妻たち」も「24」も「X-ファイル」も、ハリウッドの映画やテレビの「数千タイトル以上のコンテンツ」が月1480円払えば、インターネットで見放題。しかも、端末は、パソコンだけではなくて、iPhoneiPadiPod Touch、アンドロイド端末でもいいし、テレビやブルーレイディスクにも対応している機種がある。ソニーのプレステやマイクロソフトXboxにも対応している。なかなか魅力的なサービス。CS、CATVキラーかもしれない。スター・チャンネルとか、ムービープラスとか、AXNとか、FOXとか、ハリウッド依存度の高いチャンネルには脅威だろう。サービス開始にあたって「1カ月無料トライアル中」。試してみるか。
 しかし、この記事をみる米国では8ドルなのか。今日のレートは76円台だから、これだと608円。80円としても、640円。日本は2倍以上の値付け。日本のメディアは米国に比べて、かなり割高なのだな。内外価格差という点では、コンテンツもすごいのかも。日本のコンテンツは、言語の壁に守られていて、国際競争力は低いのかなあ。日本のコンテンツの秩序を乱さないために、この値付けになっているのだろうか。ライセンスの問題だけとも思えない。あるいは、日本語化のコストがそれだけ重いのだろうか。英語のコンテンツのマーケットは世界中だけど、日本語のコンテンツは基本的に島の中だけだもんなあ。
「hulu」日本語サービス公式サイト => http://www.hulu.jp/ja

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

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