ラグビー・ワールドカップ日本大会、会場は決まったみたいだけれど...
ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の開催地が2日、ダブリンで開かれた「W杯リミテッド」理事会で決まり、東日本大震災で被災した岩手県釜石市や、「西の聖地」花園ラグビー場のある大阪府東大阪市など12会場が選ばれた。開催地は他に札幌市、埼玉県熊谷市、東京都、横浜市、静岡県(袋井市)、愛知県豊田市、神戸市、福岡市、熊本市、大分県(大分市)。立候補した15自治体のうち仙台市、京都市、長崎県は外れた。
ラグビーのワールドカップ。2019年は日本なんだなあ。日本選手権7連覇の新日鉄釜石の聖地、釜石が選ばれたのは、うれしいけど、この日本大会、集客とか採算とか大丈夫なのかなあ。シックス・ネイションズに入っている英国、フランス、イタリアに南半球の強豪、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカあたりから大挙、来日、観戦に来てくれることに期待をかけているのか。それなりに観光需要は期待できるのかな。
しかし、日本では、ラグビーは一時ほどの人気はないようだし(自分自身、昔は正月といえば、大学選手権やら日本選手権やらテレビにかじりついていたけど、最近は見ていない。日本代表の選手もほとんど知らないなあ)、中国、韓国あたりで人気があるという話もあまり聞かないから、アジア需要はそれほど期待できないか。何だかラグビー協会の森喜朗会長の自己満足と利権確保みたいな感じもするけど...。大会の採算は合うのかなあ。こんな記事もあったし...。
放映権料やスポンサーからの収入はすべて国際統括団体のワールドラグビーに入る仕組み。国内スポンサーを募ることも認められていないため、組織委は大会運営費を賄おうとチケットの売り上げ目標を300億円に設定した。1枚平均が2万円と仮定しても、1試合あたり3万人以上の入場者が必要な計算。昨年11月に2万人超が入った日本代表戦でも最高額が1万円だったことを考えれば実現は厳しい。
うーん。テレビもスポンサーも封じられては、赤字必至みたいな...。結局は、国が赤字を補填することを期待しているんだろうか。翌年(2020年)は東京オリンピックだし、スポーツが財政不安要因になる?
で、この手の大型スポーツイベントというと、電通だけど、その電通、今日はこんなニュースで名前が...
政治資金収支報告書などによりますと、安倍総理大臣が代表を務める政党支部は国の補助金を支給された化学メーカーの「宇部興産」や大阪の化学製品卸会社の「東西化学産業」、大手広告代理店「電通」から合わせて72万円の献金を受けていました。
早くも保険かけているのかなあ。そのときは、よろしくお願いします的な...。まあ献金と言っても、あまりにも小さな額だから、陰謀史観的な考え過ぎですけど。
さて、会場のリストを見ていると、札幌ドーム(J2札幌)、横浜・日産スタジアム(J1横浜マリノス)、愛知県・豊田スタジアム(J1名古屋)、ノエビアスタジアム神戸(J1神戸)、福岡・レベルファイブスタジアム(J2福岡)、熊本市・うまかな・よかなスタジアム(J2熊本)、大分銀行ドーム(J2大分)などJリーグのクラブの本拠地が目立つ。ラグビー・ワールドカップ日本大会の期間は、9月6日から10月20日の予定だというけど、Jリーグのシーズン真っ盛り。サッカーの方は会場をどうするつもりなんだろう。まあ、先の話だから、と、みんな思っているのかな。
★ 日本のラグビーは現在、世界ランキング11位 => World Rugby Rankings
★ 19年ラグビーW杯:運営費、開催地分担金…課題は山積 - 毎日新聞
★ スポーツ | ケーパビリティ | 電通グループの強み | 電通アニュアルレポート2014
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/11/03
- メディア: DVD
- 購入: 6人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (106件) を見る