巨人戦はもう「おいしいコンテンツ」ではない?

フジテレビの村上光一社長は24日、東京・台場の同局で定例記者会見を開き、低視聴率が続くプロ野球巨人戦の中継について「ソフトとしての柱が揺らいでいるという不安感が増大している」と、重大な危機感を抱いていることを表明した。

 フジテレビがついに巨人戦を見直す?球団主体のテレビ放映権では、リスクがあって仕方がない−−とテレビも、広告代理店も、広告主も思うだろう。この数字を見ていては当然。それに、広告代理店や広告主の担当者の年齢が下がっていくほど、プロ野球に対する思い入れ(巨人戦ならば、ある程度、視聴率は堅いだろうという思い込み?)は揺らいでいく。
 どうのこうの言っても、最後は視聴率という数字の世界だから、こんな数字が続いていたら、テレビ側からは当然、こうした話は出てくるだろう。いまだったら、世の中の野球に対する関心は、イチローの大リーグ安打記録達成だし、いつまでも巨人、巨人といっていたら、もう…。ともあれ、プロ野球は曲がり角。経営改革、リエンジニアリングの時代を迎えているんだけど、オーナー側がわかっているのかどうか…。