企業業績は主役を変えながら、絶好調。なの?

上場企業の2005年3月期の業績は2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。日本経済新聞社が19日に集計した今3月期の予想連結経常利益は前期比21%増え、拡大基調を持続する。電機や自動車が高水準の利益を稼ぎ出すほか、国際商品価格の上昇が追い風となり、鉄鋼や化学などの素材産業で増収効果が高まる。半面、中間期に盛り上がったデジタル景気は下期には減速する見通しで、企業収益には変調の兆しも出てきた。

 経営改革が実を結んだのか、企業業績は絶好調。オリンピック需要が峠を越して、デジタルは一息ついたが、中国をはじめとしたBRICsを先導役とする世界景気の拡大で、素材は絶好調。素材産業も、海運も、構造不況業種の代表格だったけど、いまは様変わり。でも、このドル安がどう影響するのだろう。