気になる手帳。「ほぼ日」「超整理」「アクション」「能率」「モレスキン」...

 早くも手帳シーズンが始まった。既に「ほぼ日手帳」を買ってしまったのだが、他の商品が店頭に出てきたのを見ると、やはり気になる。で、気になる手帳を上げてみると...

ほぼ日手帳
 「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井重里氏が生み出した手帳。文庫本サイズで、1日1ページ。日記も兼ねて使うのならば、やはり、これ。で、その本体以上に良いのが手帳カバー。収納が多い上に、ペンホルダーがバタフライストッパーとなって手帳を閉じる役割を果たす。カバー、本体ともにデザインが秀逸。A5版のカズンというのもある。
 ただ、1日1ページで何でも記録できる半面、厚いのが難点。ちょっと重いし、持ち運びにはバッグが必要になる。このあたりの利便性については「ほぼ日Weeks」というのを今年出して対応するらしい。
ほぼ日手帳サイト
 http://www.1101.com/store/techo/

ほぼ日手帳 公式ガイドブック 2011 いっしょにいて、たのしい手帳と。

ほぼ日手帳 公式ガイドブック 2011 いっしょにいて、たのしい手帳と。



「超」整理手帳
 「超整理法」で有名な野口悠紀雄氏考案の手帳。蛇腹型の週間スケジュールが特徴。折って使うため、かなり縦長。それでもスーツのポケットに入れて持ち歩くことはできる。カレンダーは1年間が4分冊になっており、必要なところだけ(直近6か月とか)分けて持ち歩けば、薄くて軽い。
 プリンターもスキャナーもA4が基本となっているデジタル時代に最適の手帳。A4の紙を一緒に折り込んで使える。これが最大のメリット。カレンダー部分だけ持ち出してA5のノートと一緒に使うこともできる。
 このところ、製品を増やしており、従来タイプがこちら。
「超」整理手帳2011(黒)

「超」整理手帳2011(黒)

 時間管理が便利なバーティカルタイプのカレンダーもあって、それがこちら。
「超」整理手帳2011 バーティカル(黒)

「超」整理手帳2011 バーティカル(黒)

 さらに最初からA5で使うことを想定した「エレファント」というのも出てきた。
「超」整理手帳2011エレファントA5(黒)

「超」整理手帳2011エレファントA5(黒)

 便利な半面、あまりにも縦長で格好はあまり良くない。デザインにこだわる人は敬遠するかもしれない。
講談社「超」整理手帳オフィシャルサイト
 http://moura.jp/lifeculture/datebook/
・ノグラボ「超」整理手帳コミュニティ
 http://www.nogulabo.com/
「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)

「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)



★アクションプランナー
 「ewoman」の佐々木かをり氏考案の手帳。A5サイズのバーティカルタイプのカレンダー。分刻みの予定がある人にはこれは便利。A5なので、A4で配られる会議の予定も2つ折にしてはさみこんでおける。
 週間予定に加え、見開きの6カ月カレンダーがあり、これで長期予定の管理もできる。忙しいビジネスピープルには絶対のお薦め品。複数のプロジェクトを管理するようなことになると、会議が重なって入ってきたりするのだが、A5だと余裕で書き込めるし、これはバーティカルなので、どこの時間帯が空いているか、一目瞭然。最近はグループウエアを使う会社が多いと思うが、それでも会議やプロジェクトの調整など、行動管理には紙の一覧性はメリットがある。まさにアクションプランを考えるための手帳といえる。
 ただ、スケジュール管理に特化した手帳であるため、メモ欄はあまりない(巻末に13ページ)。加えて、時間単位で指定される仕事があまりない人が使うと、すかすかになってしまう。週単位、月単位で仕事が進んでいく人には向かない。また、A5なので持ち運びにはバッグが必要。A5は大きすぎるという人もやはりいるようで、A6の「アクションプランナー ミニ」も出てくるらしい。
・ewomanの「アクションプランナー」サイト
 http://eshop.ewoman.jp/ap/
佐々木かをりの手帳術

佐々木かをりの手帳術



能率手帳
 定番手帳。はっきり言って、今となってはダサい。しかし、長年にわたって磨きあげられてきた手帳とあって、使い勝手はいい。加えて、スーツのポケットにもしっくりと収まる。何ともいっても、左ページに週間予定、右ページがメモ用に空白になっているところがいい。これは使えます。三色ボールペンを使うといい。
[rakuten:kogyokudo:10000745:detail]
 ただ、やっぱりデザインがどうしてもオジサン臭い。もっとも能率協会は山のようにいろんな種類の手帳を出しているから、不満だったら、そちらで、となるのだろう。ただし、あまりにも種類が多くて、何を選んだ良いかわからないところが難点。
日本能率協会の「能率手帳」サイト
 http://shop.jmam.co.jp/diary/index.html
能率手帳の流儀

能率手帳の流儀



モレスキン
 モレスキンも最近はずいぶん、種類も増えて、ダイアリーも大きさも色も豊富。 ただダイアリーは使ったことがないので、評価不能。ただ、何といってもモレスキンだから。
モレスキンの「ダイアリー」サイト
 http://www.moleskine.co.jp/Online-Shop/Diaries
Amazonで「モレスキン ダイアリー 2011」を見ると
 amazon:モレスキン ダイアリー 2011
モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方

モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方



高橋書店の手帳
 手帳・日記・カレンダーに強い出版社。こちらも能率協会同様、大小さまざまの手帳を出している。デザインが洗練されており、能率協会よりもいい。業務日誌として3年日記帳を利用したことがあった(飽きっぽいので続かないのだが...)。
高橋書店のサイト
 http://www.takahashishoten.co.jp/


★Lettsの手帳
 英国の著名な手帳・ダイアリー会社。ここの手帳は美しい。縦長のポケットサイズもいいし、A4ぐらいの大型ノートはスクラップダイアリーとして使える。
・Lettsのサイト
 http://www.letts.co.uk/


 このほかにも、クオバディスとか、いろいろあるが、ともあれ、手帳が気になる季節になってきた。
【やぶしらず通信・追記ログ】
・A7のメモ帳、「abrAsus」と「storage.it」 - http://t.co/mRiXMad
・A6手帳の見開き1週間バーティカルならば、高橋書店の「リシェル」でしょう http://t.co/R6lGzNk
超整理手帳はスケジュール・シートはバーティカルが良い http://t.co/IVBq7p8