1990年の東西ドイツ統一から20周年を迎える中、旧東ドイツで人気を誇った小型乗用車「トラバント」をドイツ人の兄弟が走らせ、時速235キロを記録した。「トラビ」の愛称で親しまれる同車は、冗談で「最も速く走るのはけん引される時」と言われることもある。このスピードに挑戦したマイクさんとロニーさんのウルランド兄弟は、今回の記録が同車としては過去最高だとしている。
旧東ドイツを象徴する車といえば、「トラバント」。この記事によると「走るダンボール」ともいわれたというが、235キロも出るんだ。西独では、ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンが進化していったのに対し、東独・社会主義政権下での技術停滞を体現したような車だった。映画「グッバイ、レーニン!」でも、旧東独のシンボルとして登場していた。しかし、今となれば、その歴史が止まったようなスタイリングを含め、ノスタルジーをかきたてるのだろう。東西ドイツ統一20周年のイベントとしては、この最高速への挑戦、いいイベントだったのだろうな。
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映画「グッバイ、レーニン!」(2005年5月1日) http://t.co/BjfYD4J
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