ドナルド・トランプが大統領選に出馬？

ニューヨークの不動産王として知られる大富豪のドナルド・トランプ氏（６４）が５日、複数の米メディアに出演し、２０１２年の米大統領選への出馬を検討していることを明らかにした。トランプ氏はＦＯＸテレビのインタビューで「人生で初めて（出馬を）真剣に考えている」とした上で、国際社会での米国の地位は低下しており、「１０-１２年もすれば簡単に中国に抜かれてしまうだろう」と出馬を検討するに至った理由を説明した。

　浮沈を繰り返す不動産王にして、テレビ「アプレンティス」で「お前はクビだ（You're fired）」と叫んでいたドナルド・トランプが大統領選に出馬するかもしれないらしい。富豪というと、かつてEDSの創業者であるロス・ペローが第3勢力として出馬したり、雑誌「フォーブス」のオーナー一族のスティーブ・フォーブスが共和党の大統領候補レースに参戦したりしたことがあった。トランプも、経営、テレビだけでは飽きたらず、大統領選に野心を燃やしているのだろうか。愛国心なのか、それとも単なる目立ちがり屋のエゴか。
　サブプライム問題、リーマンショック以来の金融危機の中で、本業の不動産業は厳しいと思うけど。トランプ・エンターテインメント・リゾーツも2009年に連邦破産法を申請しているし...*1。
　　

*1:米トランプ・エンターテインメント、破産法11条の適用を申請 | ビジネスニュース | Reuters http://t.co/Vtj1ZIP