英国の電話盗聴取材事件、告発した記者が自宅で死んでいた。死因は不明...

英日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド（廃刊）による盗聴事件で、盗聴が組織的に行われていたと告発した同紙元記者の男性、ショーン・ホアさんが１８日、英南東部ワトフォードの自宅で死亡しているのが見つかった。英メディアが報じた。警察は、死因は不明だが事件性はないとの見方を示している。英ＰＡ通信は近所の人の話として、ホアさんがアルコール依存症で精神的に不安定だったとしている。

　マードックのニューズ・グループの英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の盗聴取材を内部告発した記者が自宅で死んでいたのが見つかる。何だか、おどろおどろしいスキャンダルになってきた。この事件で、マードックの側近が逮捕され、英国の警察幹部がニューズ・グループとの関係から辞任を余儀なくされるなど、事件は拡大の一途。記者の死について警察は事件性はないと言っているが、政権や警察そのものがマードックと癒着しているのではないかと疑惑の眼差し見られている中、議会が検証しないと、陰謀説が流布することになるのかもしれない。
★News of the World phone-hacking whistleblower found dead - The Guardian => http://bit.ly/pSeqXm
★NoW phone-hacking whistle-blower Sean Hoare found dead - BBC => http://bbc.in/qEsWe1
★英大衆紙盗聴：マードック氏側近、元編集長逮捕　盗聴容疑など１０人目 − 毎日新聞 => http://bit.ly/rr9O1a
★ロンドン警視庁幹部の辞任続く―英紙盗聴スキャンダルで - WSJ日本版 => http://on.wsj.com/ntDz5n
★米ニューズ社：マードック氏傘下、また疑惑　同時テロ犠牲者を盗聴、ＦＢＩが捜査 - 毎日新聞 => http://bit.ly/otEmKA

マードック―世界のメディアを支配する男