ソニーと米投資会社ブラックストーン・グループのGSOキャピタル・パートナーズ、アブダビ政府の投資会社ムバダラ開発公社などのグループは11日、英音楽大手EMIの音楽出版事業の買収で、EMIの株主である米金融大手シティグループと合意したと発表した。買収総額は22億ドル(約1700億円)。ソニーなどは買収により、EMIが保有する130万曲以上の音楽著作権を取得。音楽ソフト事業を一段と強化する。
ソニーはどっちへ行きたいのだろう。コンテンツの会社になりたいのだろうか。著作権握って、アップルのiTunesへの楽曲提供をストップしたいとか考えているのだろうか。そこまでネガな人たちではないか。ソニーがiPodを創りだせなかったのは、著作権を持つコンテンツ事業にどっぷり浸かっていて、著作権原理主義的なガチガチの仕組みから逃れることができなかったという説もあるが(何しろ、アップルの最初のセールストークは「Rip, Mix, Burn」だったし、文化も発想もデジタルだった)、同じ路線をひた走るのだろうか。ハードよりもソフトの会社になっていくのか。経営をどっちに持っていくのだろう。ハードの世界はサムスンに譲って、人も削って、著作権管理会社を目指すのだろうか。それは極端か。
★ビヨンセなど130万曲取得 ソニーの版権買収:日本経済新聞 => http://s.nikkei.com/sUa1fX
- 作者: 菅野 朋子
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