「ジョーズ」と米艦インディアナポリス号の本

 「IMAGICA-BS」で、スティーヴン・スピルバーグ監督の大出世作ジョーズ」を放映していた。

ジョーズ [DVD]

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 改めて見ると、ジョーズのロボットがうまく動かなかったことがかえって良かったのだなあ。そのためにサメを見せずに、恐怖を導き出す演出になっている。そうでなかったら、古典にはならなかったかもしれない。CGが発達していない時代で良かったのかも。制約がアートを創るのだな。
 で、この映画で最も怖い場面の一つは、ショッキングな映像ではなくて、ロバート・ショーが夜の船の中で、第2時世界大戦中のインディアナポリス号の惨劇について話すところ。日本軍の潜水艦によって撃沈され、海に投げ出された将兵が鮫に襲われ、多大な犠牲者を出したという、この話は実話。いくつか、ノンフィクションが出ている。例えば、こんな本...
巡洋艦インディアナポリス号の惨劇 (朝日文庫)

巡洋艦インディアナポリス号の惨劇 (朝日文庫)

 アマゾンでの評価は高くなかったが、昔、読んだ時は、ノンフィクションとして、そんなに悪い出来ではなかった記憶があるのだが...。ただ、テーマがテーマだから、話は凄惨だけど。