太陽の帝国

太陽の帝国 [DVD]

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 いまや「ダークナイト」シリーズで主役を務めるクリスチャン・ベイルが13歳の時に主演したスティーヴン・スピルバーグ監督の映画。スター・チャンネルで放映していた。上海の租界で暮らしていた英国人少年が第2次世界大戦の戦火の混乱のなかで、両親と生き別れになり、ひとり日本軍の収容所に送られ、生き残り、再び父母と再会するまでの物語。原作はSF作家、J.G.バラードの自伝的作品で、それを劇作家のトム・ストッパードが脚本化している。スピルバーグの映画にしては、陰影が濃いのだが、それは英国人のストッパードのせいではないかと思う。
 俳優陣は、ジョン・マルコヴィッチベン・スティラーが出ている。ベイルが子どもだったんだから、マルコヴィッチもスティラーも若い。日本人では、伊武雅刀。主人公の友達になる日本人少年兵はずっと大泉洋だと思い込んでいたのだが、調べたら、片岡孝太郎だった。似ているなあ。