ベネチア映画祭、金獅子賞にキム・ギドクの「ピエタ」、銀獅子賞はP.T.アンダーソンの「ザ・マスター」

イタリアで開催されていた第69回ベネチア国際映画祭の授賞式が8日(日本時間9日)開かれ、最高賞の金獅子賞にキム・ギドク監督の韓国映画ピエタ」が選ばれた。韓国映画の同賞受賞は初めて。(略)「ピエタ」は、無慈悲な手段で借金を取り立てる孤独な男と、彼の前に現れた母親と名乗る女の間で起こる激しい愛憎のドラマ。

 日本では、北野武監督の「アウトレイジ・ビヨンド」が話題になっていたが、今年のベネチア国際映画祭の金獅子賞は、韓国のキム・ギドク監督の「ピエタ」。そして、他の顔ぶれは...

銀獅子賞=「ザ・マスター」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)▽審査員特別賞=「パラダイス 信仰」(ウルリッヒザイドル監督)▽男優賞=フィリップ・シーモア・ホフマンホアキン・フェニックス(ザ・マスター)▽女優賞=ハダス・ヤロン(穴埋め)▽マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)=ファブリツィオ・ファルコ(眠る美女、息子だった)▽脚本賞=オリビエ・アサイヤス(5月の後)▽芸術貢献賞(撮影)=ダニエーレ・チプリ(息子だった)▽オリゾンティ賞(長編)=「三姉妹」(ワン・ビン監督)▽監督・ばんざい!賞=スパイク・リー▽名誉金獅子賞=フランチェスコ・ロージ

 銀獅子賞は、ポール・トーマス・アンダーソンの「ザ・マスター」。この作品に出たフィリップ・シーモア・ホフマンホアキン・フェニックスが主演男優賞をとっている。ポール・トーマス・アンダーソン監督、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来5年ぶりの作品。これまでの記事を読んでも、キム・ギドクとアンダーソンが今回の映画祭の注目だった様子。
★映画「ピエタ」、ベネチア映画祭で星4つ半の好評価 - K-POPニュース - 楽天woman http://bit.ly/QtOvJn
 で、金獅子賞の「ピエタ」、銀獅子賞の「ザ・マスター」、いずれも、YouTubeには既に予告編がアップされている。
ピエタは、こんな感じ(韓国語でい英語字幕)

「ザ・マスター」は、こんな感じ(英語)

 こちらは、ウィキペディアに既に作品紹介がある。
ザ・マスター - Wikipedia => http://bit.ly/TCeoLz
 どちらの作品も注目だなあ。