2012年7ー9月の実質成長率は年率換算3.5%のマイナス。内外需とも不振

内閣府が12日発表した2012年7─9月期国民所得統計1次速報は、実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス0.9%、年率換算マイナス3.5%の大幅悪化となった。3四半期ぶりのマイナス成長となり、落ち込み幅は昨年1─3月期のマイナス2.1%以来の大きさ。夏場の景気が急激に落ち込んだことが明らかとなった。(略)エコカー補助金終了に伴い消費が落ち込むとともに、海外減速による輸出減少とそれに伴う設備投資の弱含みなど、内外需ともに不振だった。内外需寄与度が2011年1─3月期以来6四半期ぶりに、そろってマイナスとなった。

 うーん。景気が悪いなあ。こんな状況のなかで、特例公債法案(赤字発行国債法案)が成立せず、予算の執行がますます遅れるようだと、さらに指標は悪化していくのだろうなあ。何だか、与野党ともに、国を人質にしてのチキンゲームをやっているような...。選挙しか考えていないんだろうなあ。もう経済成長を追う時代じゃないという声もあり、それはそれで一理あるような気もするけど、マイナスというのは、ねえ。GDPはマイナスになっても、自分だけはマイナスにならないと思っているような、ぬる〜い感覚の成長不要論もあるみたいな感じもするし、マイナスで行くなら、覚悟が必要だよなあ。