クルーグマンが「アベノミクス」を評価...というか、安倍首相がクルーグマンの経済学を採用してんだけど、15年後に...
大胆な金融緩和や財政出動で景気底上げを図る安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」が、ノーベル経済学賞受賞者からも評価されている。著名な経済学者のお墨付きを得たことで、首相は一段と自信を深めそうだが、アベノミクスへの期待感が支えになっている円安や株高の持続性には疑問の声もある。08年のノーベル経済学賞受賞者で、コラムニストとしても知られる米プリンストン大のクルーグマン教授は11日付ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)のブログで、安倍首相が目指す経済政策について「深く考えてやっているわけではないだろうが、結果的に完全に正しい」と“評価”した。
クルーグマンが「アベノミクス」を評価したと毎日新聞が書いているけど、インフレ目標政策を採用した大胆な金融緩和は、もともと1998年にクルーグマンが日本のデフレ経済脱却に提言していたもので、それを15年たって、ようやく日本で採用することになったわけど...。アベノミクスというよりも、クルーグマンの経済学なり、ベン・バーナンキの経済学なのだけど、このあたり日本の経済記者の人たちはどう捉えているのだろう。やっぱり経済学の本は読んでいないのかなあ。
★ Japan Steps Out - NYTimes.com => http://nyti.ms/RVfpjc
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