テニス・全豪オープン第10日(28日、豪州・メルボルン)男子単準々決勝で第5シードで世界ランク5位の錦織圭(25)=日清食品=は、第4シードで同4位の前回覇者スタニスラス・ワウリンカ(29)=スイス=と対戦し、錦織は3-6、4ー6、6-7(6-8)のセットカウント0?3で敗戦した。
昨季全豪王者のバブリンカ、連覇のプレッシャーに苦しみ、錦織有利との戦前評があったが、現実は連覇のプレシャーよりも、全米オープンで錦織に敗北したことに対するリベンジのエネルギーのほうが強かった。錦織がスロースタートだったのに対して、バブリンカは最初から気合十分で、錦織を圧倒した。今日のバブリンカは心身ともに強かった。世界ランキング4位と5位の間、グランドスラム優勝経験者と未経験者の間には差があるんだなあ。錦織、試合前の練習で笑顔も見られるリラックスした姿がニュースで流れていて、何となく勝ったかのようなムードがあったが、そういうときほど危ないのだなあ。
錦織のライバルで絶好調といわれていたラオニッチも準々決勝でジョコビッチにストレート負け。テニス新世代といわれていた錦織はバブリンカ、ラオニッチはジョコビッチ、デミトロフはマレーに粉砕されてしまった。やっぱり簡単には勝てんわなあ。全仏に向けて、早くもリスタートかしら。
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