東京株式市場が下げ止まらず

16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。終値は前日比327円12銭(1.99%)安の1万6148円49銭で、連日で年初来安値を更新した。2006年11月29日(1万6076円20銭)以来の安い水準となる。世界的な信用不安問題がくすぶるなか、15日の米株式相場が大きく下げたこともあり、朝方から幅広い銘柄に売りが加速、全面安の展開となった。後場寄り付き直後には円高進行も嫌気されて一段と下げ足を速め、1万6000円の大台を割り込み、下げ幅は600円を超える場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落し、連日の年初来安値。

 一時は1万6000円割れ。不安心理が静まらない。当分、中央銀行が資金をマーケットに出し続けるのだろうが、今後は副作用(過剰流動性)を気にしなければならないのだろうか。