石原都知事、4選出馬。4期16年を目指すのか。失望。

東京都の石原慎太郎知事(78)は11日、都議会本会議で、4月の都知事選に立候補する考えを正式に表明した。「国民の多くが感じている国家破綻(はたん)への危機感」と出馬の理由を述べ、「心身の限界はあるが身命を賭して、最後のご奉公をさせていただく決心をした」と話した。都議会定例会の最後に登壇した石原知事は「現今の国の政(まつりごと)の混乱、停滞を眺めれば、この日本の命運は恐らく、この数年間に決められる。日本の心臓部であり、頭脳部であるこの東京が混乱し、破綻することは国家の喪失につながりかねない」などと述べ、自らが引き続き首都の長を務めることが必要だと強調した。

 石原氏、都知事選に出馬表明。どんなに優秀な人でも4期16年はないと思うけど。どんな権力も長く、その座にあれば、絶対、腐敗する。米国の大統領の任期は2期8年と制限され、州知事も多くの州で2期8年とされている。3期12年で辞めるのではないかといわれたときは、立派な人だと思った。しかし、やはり4選を狙う。失望以外の言葉はない。78歳の父親に子どもが出馬を勧めたのならば、子どもの良識を疑うし、自民党の良識を疑うなあ。結局のところ、自民党は旧態依然としたまま。若返り、世代交代は大嫌い。なぜ自分たちが政権の座を失ったのか、認識しているのかなどうか...。変わりたくないんだなあ。
 まあ、今は、東北地方・太平洋沖地震による首都圏大混乱に的確に対応してくれることが先決だけど、都知事の存在感はあまりない。交通情報や宿泊・避難先情報など、都としてもっと発信してもいいと思うけど。都のサイトもアクセス殺到で、つながりにくい状態だったし...。
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