福島原発の放射能は飛んで飛んで韓国に、中国に、ロシアに、米国に、英国に...。とっても微量だけど...

 福島第一原発の事故で漏れて出た放射性ヨウ素は飛んで飛んで、流れ流れて、世界中で検知されている。まず、お隣りの韓国...

日本の福島第一原子力発電所から漏れ出たヨウ素セシウムなど放射性物質がソウルなど韓半島でも検出された。韓国原子力安全技術院(KINS)は、「ソウルなど国内12カ所でこの1週間に採集した空気中のほこりを分析中だが、数カ所で放射性ヨウ素が検出された」と28日深夜0時ごろに緊急発表した。KINSはしかし、検出された放射性ヨウ素は人体には影響を及ぼすことはない極微量だと明らかにし(略)

 韓国は北朝鮮の核実験を監視するシステムに福島原発の極微量な放射能が検知されることになったらしい。そして、中国でも...

 「国家核事故緊急調整委員会の権威ある発表:黒竜江省北東部の大気中から極めて微量の放射性ヨウ素131が検出されたが、昨日と比べて大きな変化はなく、現地住民の浴びる放射線量は自然放射線量の10万分の1以下だ」「総合世界気象機関(WMO)と国際原子力機関IAEA)北京エリア環境緊急対応センター、国家海洋局、環境保護部(国家核安全局)は観測・分析の結果、日本の福島原発事故によるわが国の環境および国民の健康への影響はないとしている」----。

 みなさん、監視体制を強化しつつ、健康に影響のないレベルだと、国民に落ち着くように求めている。さらに、ロシアも...

Traces of radioactive iodine from Japan's stricken nuclear power plant have been detected in Russia's Far East but posed no health threat, officials said on Tuesday.

 ウラジオストクのあるロシア沿海地方(プリモーリエ)で検知されたという。ただ、こちらも微量で健康に影響を与えるレベルではないことを強調している。このあたりが西回り。遠く太平洋を越える東回りは...

U.S. government sensors are detecting traces of radiation believed to be from Japan's stricken nuclear plant, but they remain far below levels considered dangerous to people, the Environmental Protection Agency said on Monday.

 放射能ジェットストリームに乗って米国へ。CNNが事故のあと天気予報で福島からの風向きと太平洋上の風速を解説していた理由が改めてわかる。第2次大戦で日本は風船爆弾で米国攻撃を計画したという話があるが、その同じ流れで、放射能も飛んでいったんだろう。で、東回りか、西回りか、わからないけど、英国へも...

Low levels of radioactive iodine believed to be from the Fukushima nuclear plant in Japan have been detected in Glasgow and Oxfordshire.

 スコットランドグラスゴーまで行ったのか。産業革命の聖地のグラスゴーまで、科学文明の粋ともいえる原子力放射能が飛んでいったのだ。世界各地で発見された放射性ヨウ素は、どこでも極微量で、健康への影響を云々するレベルではないが、それでも日本が福島原発事故をいまだにコントールできず、放射能が垂れ流されていることを世界各国が具体的な数値で確認しているんだなあ。風に乗って世界中に御迷惑が広がっていく。それで、サルコジもフランスからやってくるのか。
サルコジ仏大統領、31日に来日 原発事故で支援表明 - 47NEWS =>
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【追記】
 どうも気流はジェットストリームに乗って東回りらしい。

気象当局によると健康に影響を与えるレベルではない。事故現場から放出された放射性物質が、気流に乗って地球をほぼ一周してロシア極東に到達したと分析しているという。

 中国と韓国はどうなのだろう。こちらは西へ行く可能性があるんだろうか。それとも東回りか。理系頭脳じゃないんで、わからなくなってきた。いずれにせよ世界中に拡散しているんだけど。

「風船爆弾」秘話

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