ムーディーズが仏金融機関2行を格下げ。ギリシャ債務問題が金融問題に波及してくる?
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、仏クレディ・アグリコルと仏ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)の格付けを1段階引き下げた。BNPパリバについても、格下げ方向での見直しを継続すると表明したが、格下げする場合でも、1段階以上となる可能性は低いとの見通しを示した。ムーディーズは6月15日に、ギリシャ債へのエクスポージャーを理由に、これら3行の格付けを引き下げ方向で見直す方針を明らかにしていた。
ギリシャ国債の問題はデフォルトともなれば、当然、ギリシャ国債を保有したり、融資したり、ギリシャに債権を持つ金融機関の不良資産問題となってくる。で、そんな危険な匂いを感じたのか、ムーディーズがギリシャ債の保有が大きいフランスの金融機関の格付けを引き下げる。国の債務不安が金融不安になってくるのかどうか。株式市場で不安心理が高まって、株価が下げるのも無理はない。まだまだ荒れそうだなあ。ブラックマンデーは1987年10月19日、暗黒の木曜日は1929年10月24日...。マーケットは秋に荒れることが多い。10月まで神経質な展開が続くのかも。
ギリシャ危機の真実 ルポ「破綻」国家を行く (Mainichi Business Books)
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