ナダルはクレーの帝王だった。ジョコビッチを下し、7回目の全仏オープン優勝

テニスの全仏オープン最終日は11日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で第2シードの26歳、ラファエル・ナダル(スペイン)が第1シードの25歳、ノバク・ジョコビッチセルビア)を下し、3連覇と単独最多となる7度目の優勝を果たした。

 雨のために順延になっていた全仏オープンの男子決勝。昨日はナダルが2セットを連取した後、ジョコビッチが反撃し、1セットを取り、第4セット、ジョコビッチ、1ブレークアップの2−1で中断となっていた。今日はナダルのブレークバップで始まり、その後は両者譲らず、6−5でジョコビッチがサーブの第12ゲームに。このまま、タイブレークかとも思ったのだが、ジョコビッチはどうも安定せず、最後はダブルフォールトでナダルの勝利に終わった。
 既にグランドスラムのうち3大会を制覇しているジョコビッチも、クレーコートの全仏だけはまだ取れない。今大会が初めての決勝進出、珍しくミスが目立ったし、苦手意識があるのだろうか。このところ、ジョコビッチの壁を破れなかったナダルは優勝に感激の様子だった。ウィンブルドンジョコビッチが復活だろうか。それとも、ナダルが勢いを持続するのか。全英オープンも楽しみになってきた。

ラファエル・ナダル 自伝

ラファエル・ナダル 自伝