EURO2012、死のグループBはドイツ先行だが、まだまだ波乱の展開も(訂正版)

 EURO2012、「死のグループ」といわれるグルーブBは、ドイツがオランダに2−1で勝ち、決勝トーナメントへ王手。ポルトガルは、クリスティアーノ・ロナウドが絶不調で、苦しみながらも、一度は追いつかれたデンマークに何とか競り勝ち、3−2で勝ち点3を奪取。というわけで、残り1試合で、順位はこんな状況...

   勝   分   敗  得 点 失 点 得失点 勝ち点
ドイツ  2  0  0  3  1  2  6
ポルトガル  1  0  1  3  3  0  3
デンマーク  1  0  1  3  3  0  3
オランダ  0  0  2  1  3 −2  0

 で、これが、これからどうなるのか。一度、書いてみたのですが、大会規則を読んでいるうちに、よくわからなくなって、これまで書いたものを削除しました。
 最初は、勝ち点同数の場合、3試合の総得失点差、当該チーム同士の得失点差、それから3試合の総ゴール数、総失点(少なさ)の順と思って、その線で書いたのですが、EURO2012の大会規則*1を読むと、2つまたはそれ以上のチームが勝ち点同数の場合、当該チームの得失点差、同・ゴール数、そして総得失点差、総ゴール数の順で決まるということでした。この順番の違いで話は大きく変わります。
 で、この大会規則に従うと、第3戦で、デンマークがドイツに勝ち、ポルトガルがオランダに勝つと、勝ち点6で3チームが並ぶわけですが、その点差によって、この3つの関係がどう変わるのか、かなり複雑な展開になりそうです。ドイツ1>0ポルトガルポルトガル2>1デンマークデンマーク>ドイツという関係になると、デンマークがドイツを相手に、どのくらいの点差で勝つかによって風景が変わることになりそうです。
 一方、オランダがポルトガルに勝ち、デンマークがドイツに負けると、今度は勝ち点3で3チームが並びますが、デンマーク1>0オランダ、ポルトガル3>2デンマーク、オランダ>ポルトガルとなり、この場合も、オランダがポルトガルとの得点差をどれだけ広げ、何本ゴールを決めるかが問題になってきます。いやあ、難しい。
 ともあれ、死のグループは最後の最後までわからない、やっぱり死のグループだったということになりそうです。

*1:EURO2012大会規則(英語版) グループマッチのルールは9ページにあります=> http://uefa.to/L7q0mU