シンガポール建国の父にしてアジアの賢人政治家、リー・クアンユーが死去

シンガポールリー・クアンユー元首相が23日午前3時18分(日本時間同4時18分)、同国内の病院で死去した。91歳だった。1965年のシンガポール独立から25年にわたり首相を務め「建国の父」と呼ばれる。強力な指導力で同国を世界有数の富裕国に引き上げた。経済成長に重きを置く政治哲学を貫き「アジアの時代」を支える精神的支柱の役割を果たした。

 リー・クアンユーが死去。シンガポールの父であり、欧米の政治家との親交も深く、アジアの代表的な賢人政治家だった。しかし、米国的な価値観の人ではなく、成長や安定のためには人権は絶対的な価値ではなく、公共性の方を重視する人だった。強圧的、抑圧的ともいえる政治手法も取る人で、天安門事件については中国に理解を示していた。
 著書も多く、有名なのは...

 読んで刺激的だったのは...
リー・クアンユー、世界を語る 完全版

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 この本にもアジア代表として出てきたのは、クアンユーだった。

ヘルムート・シュミット対談集―回顧から新たな世紀へ

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『ヘルムート・シュミット対談集』を読む - やぶしらず通信 yabuDK note

 リー・クアンユーは戦争中、日本軍のシンガポール華僑虐殺事件のときに九死に一生を得た人だから、日本に厳しい人だった。
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