北陸電力、原発事故を報告せず

北陸電力は15日、同社の志賀原発1号機(石川県志賀町)で99年、停止中の原子炉が突然、臨界状態になる事故が起きた上、緊急停止装置が15分間作動しなかったにもかかわらず、国に報告せず隠ぺいしていたと発表した。原子炉は手動で停止され、外部への放射能漏れはなかった。経済産業省原子力安全・保安院は臨界事故と位置づけ、同日午後に同社の永原功社長を呼び、1号機の停止と安全の総点検を指示する。

 この手の話が多いなあ。現場の力が弱くなっているんだろうか。それとも情報公開が進んできたと言うことか。でも、99年の事故がいま明るみに出たのだから、やはり、そんな話ではないか。

戸田顕司「吉野家 安倍修仁 逆境の経営学」

吉野家 安部修仁 逆境の経営学

吉野家 安部修仁 逆境の経営学

 吉野家って、気合いと根性の経営かと思ったら、違った。もっとデータと理論の世界での経営だった。まあ、あれだけの巨大チェーンなのだから、「感性」だけじゃ経営できないことは考えてみれば、当然なんだけど、この本を読んでみると、なるほどと思う。こんな経営をしていたんだなあ。だから、倒産から再生し、BSE危機を乗り越えたんだなあ。でも、この本を読んでいると、吉野家の牛丼を食べたくなる。