ゴッド・アンド・モンスター
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この年のアカデミー賞主演男優賞を取ったのは、「ライフ・イズ・ビューテフル」のロベルト・ベニーニだったが、本当はイアン・マッケランに受賞すべきだった感じする(ベニーニは受けを計算し過ぎていて...)。庭師を演じていたのは、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザー。フレイザーは、気のいい力持ちみたいなコミカルで、どちらかというと、ちょっとオバカな善人の役が多いのだが、こうしたシリアスドラマもいい。家政婦役を演じていたのは、リン・レッドグレーブだった。キャストの名前を見るまで、わからなかった。こういう年齢になってきたのだなあ。
監督のビル・コンドンは、この映画でアカデミー脚色賞を受賞しているが、この後に作った映画というと、「ドリーム・ガールズ」。「ゴッド・アンド・モンスター」のような人間を掘り下げて描くユニークな題材に出会うのは一生に一度というタイプの人なのだろうか。この手の映画にも挑戦して欲しいなあ。興行的には「ドリーム・ガールズ」のように大ヒットすることはないと思うけど。
石川達夫『プラハ歴史散策』
ミラノ・ダービー。インテルがミランを下す。長友もフル出場で高評価
15日に行われたイタリア・セリエA第18節、注目のミラノ・ダービーはインテルがミリートの決勝ゴールによる1点を守り、1ー0で勝利した。この日、ユベントスがカリアリと1-1で引き分けたため、勝てば単独首位に立てたミランだが、この敗戦で2位に転落した。一方、インテルはこの勝利により優勝戦線に踏みとどまった。なお、インテルの日本代表DF長友佑都は左サイドバックとして先発し、攻撃面でもチャンスを演出するなどフル出場して勝利に貢献した。
インテルは完全に復調してきた様子。ミラノ・ダービーで、ACミランを1−0でくだす。長友もGoal.comの選手レイティングで「7.0」。インテル公式サイトのサポーターによる選手レイティングでも8点台。宿敵に勝利しただけに選手全員の評価がみんな高いが、その高水準のグループの一員となっているところが頼もしい。インテル復活の立役者のひとりという感じがする。今季のセリエAは混戦気味。勝ち点で言うと、ユベントス38、ACミラン37、ウディネーゼ35、ラツィオ33、そして5位のインテルが32。首位に勝ち点6差まで追いついてきた。後半戦で一波乱巻き起こして欲しい。
★長友初出場 インテル、ダービー制して6連勝(選手レイティングも)- Goal.com => http://bit.ly/wgrpHE
★インテル公式サイトの選手レイティング- Match Centre AC Milan Inter => http://bit.ly/wFDoyR
★イタリア・セリエA順位表 – UEFA.com => http://uefa.to/vj43T1
長友佑都 100人の証言 (別冊宝島) (別冊宝島 1775 カルチャー&スポーツ)
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日本のリーダー調査、1位「橋下徹」、2位「石原慎太郎」、3位「岡田克也」
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が14、15両日に実施した合同世論調査の「日本のリーダーにふさわしい国会議員・地方自治体の首長」で、橋下徹大阪市長が21.4%で1位となった。2位は9.6%の石原慎太郎東京都知事。13日に改造内閣が発足した野田佳彦内閣への支持率は36.0%で、前回調査(12月10、11両日)から0.4ポイント増にとどまっており、政治の閉塞感(へいそくかん)が高まる中、地方自治でリーダーシップを発揮する橋下、石原両氏に対する期待感が表れた格好だ。リーダーにふさわしい人は、橋下、石原両氏に次いで、8.3%の岡田克也副総理が3位、6.2%の前原誠司民主党政調会長が4位。野田佳彦首相は3.6%の9位だった。
予想できるような顔ぶれだなあ。1位はぶっちぎりで橋下徹・大阪市長。田中直紀を防衛相に選んでいる野田さんは、なぜ橋下市長が人気があるのかを考えてみないと...。「劇場型」とか、ステレオタイプの批判をしていても、政権に対する信頼を回復できないけど...。野田首相はどうも自民党・社会党の55年型思考の人に見えてしまうところが難点なのだろうなあ。大蔵(財務)官僚崇拝も含めて55年型に見えてくる。官僚と対立する必要もないけど、あまりにも財務省のトーンが強すぎて...。で、この顔ぶれで、意外だったのは岡田副総理が前原政調会長を抜いていたこと。時代は原理・原則に厳しい人を望んでいるのだろうか。
★野田内閣支持率36.0% 前回12月調査から横ばい、内閣改造による政権浮揚効果見られず - FNNニュース => http://bit.ly/wWio1E
★首相 橋下氏の「劇場型」手法に苦言、都構想も「よく分からない」 ― スポニチ => http://bit.ly/wd7HzG
米大統領選。共和党の候補は、ロムニー前マサチューセッツ州知事で決まり?
ロイターとイプソスが今月10─13日に米南部サウスカロライナ州で実施した世論調査によると、2012年米大統領選挙の共和党候補指名争いで、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事がトップに立った。2位の候補とは21ポイント差と大きくリードし、アイオワ州とニューハンプシャー州で行われた予備選で2連勝しているロムニー氏が、21日にサウスカロライナ州で行われる次の予備選でも対立候補を圧倒しそうな勢いをみせている。
混戦とみられていた共和党の大統領候補、ロムニー候補がアイオワ、ニューハンプシャーと連勝し、続くサウスカロライナでも優勢らしく、このまま一気に指名獲得への流れができるのだろうか。モルモン教徒ということが話題になっているが、既にマサチューセッツ州知事としての実務経験はあるし、中道色が強いところが中間層を取り込んでいるのだろうか。この景気情勢では、弱肉強食になりかねないティー・パーティ型の自由主義も受けないのではないだろうか。で、英エコノミスト誌もロムニーを最有力とみている様子。加えて、ロムニーならば、オバマに勝つかもしれないと。まだ副大統領選びも含め、一波乱二波乱、さまざまな駆け引きがあるのだろうが。
★Mitt Romney: America’s next CEO? | The Economist => http://econ.st/wpAoVT
・日本語訳はこちら => 「ミット・ロムニー:米国の次期CEO?」- JBプレス => http://bit.ly/wMSYkx
★米大統領選候補争い、ハンツマン氏が撤退へ : 読売新聞 => http://bit.ly/ABjFF3
The Economist [UK] January 20, 2012 (単号)
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米ゴールデン・グローブ賞、ドラマは「ファミリー・ツリー」、コメディ・ミュージカルは「アーティスト」
ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が主催する第69回ゴールデン・グローブ賞授賞式が1月15日(現地時間)に開催され、最多6部門にノミネートされていたミシェル・アザナビシウス監督作「アーティスト」が3冠に輝いた。「アーティスト」は、無声映画時代のスターの栄枯盛衰を、モノクロの無声映画として描いた野心作。今年の賞レースで圧倒的な強さを見せている同作は、ゴールデン・グローブ賞においても他作品を抜き、映画コメディ・ミュージカル部門の作品賞、主演男優賞、そして作曲賞の最多3部門を制覇した。次いで、「アレクサンダー・ペイン監督、ジョージ・クルーニー主演作「ファミリー・ツリー」が、映画ドラマ部門の作品賞と主演男優賞の2部門を受賞。
今年も米国は映画賞のシーズンになってきた。ドラマ部門は「アバウト・シュミット」「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督とジョージ・クルーニーが組んだ「ファミリー・ツリー」(The Descendants)。クルーニーは二度目のゴールデン・主演男優賞だが、これでアカデミー主演男優賞を取りたいのだろうなあ。
★映画「ファミリー・ツリー」オフィシャルサイト(予告編あり)=> http://bit.ly/z0diEE
★「The Descendants」予告編
一方、主演女優賞は「Iron Lady」で英国のサッチャー首相を演じたメリル・ストリープ、これで8度目のゴールデン・グローブ主演女優賞なのだとか。