NHK、海老沢会長、ついに辞任

NHKの海老沢勝二会長(70)は25日、最高意思決定機関である経営委員会に辞表を提出し、同日辞任した。笠井鉄夫副会長(63)と関根昭義専務理事(62)も同日付で辞任した。NHKは相次ぐ不祥事で視聴者の受信料支払い拒否・保留が急増、来年度に初めて前年度比マイナスの予算を組む事態に陥った。海老沢会長ら三首脳は経営責任を取る。後任会長には、技術系のトップである橋本元一専務理事・技師長(61)が就任した。

 時機を失したというか、やはり出処進退は難しい。とりわけ「退」は。NHKに対する不信感は加速してしまったから、不払いも慣性の法則でなかなか止まらないだろうしなあ。視聴者は「払わない理由」を探していただけとすると、「払う理由」が出てこないと、受信料を払う「習慣」は復活しないかもしれない。