映画の興行収入、2004年は過去最高

日本映画製作者連盟(映連、東京・中央)が31日発表した2004年の映画興行収入は前年比3.8%増の2109億1400万円となり、2年連続で過去最高を更新した。洋画大作のヒットに加えて、「ハウルの動く城」など邦画も好調。スクリーン数の増加も観客動員を押し上げた。

 映画というのは成熟産業・衰退産業というイメージがあったのだが、興行収入で見ると、過去最高を更新しているのだ。シネコンのおかげだろうけど、なるほどねえ。ビジネスの革新やマーケティングによって、一度、死んだと思われた産業でも生き返るということか。これにテレビ(それも地上派、BS、CS、CATV、デジタルなどなど)だ、DVDだ、ブロードバンドだ、と、映画館以外にも収入源が広がっているのだから、映像系が元気が良いのもわかるなあ。でも、一方で、巨額投資産業になってきているから、リスクも大きくなっている気もするが。