アルジャジーラが米国企業に売却される?

ドーハからの報道によると、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」のスポークスマンは31日、カタール政府が同テレビの売却先を探していることを明らかにした。

 カタール政府が“民営化”政策の一環として「アルジャジーラ」の売却を計画しており、米国企業が買収するのではないか、といわれているという。アルジャジーラの株主がカタール政府だったというのも驚きだが、その売却先に米国企業が上がっているというのも、ちょっと…。米国政府がカタール政府に圧力をかけたのではないかという「陰謀説」は当然出てくる。しかし、イスラムの視点からの報道で異彩を放つ、この放送局を、こうした手段で抑えようとは…。真偽は不明だが、もし、本当に米国企業に売却されたとしたら、米国の情報操作戦略の一環と捉えられても、仕方がないだろうなあ。