Blackberry中毒、またはCrackberryと初遭遇

 米国のビジネスピープルの間では携帯メール端末「ブラックベリー」(Blackberry)が大人気で、なかには会議中もメールを打ったり中毒になっている人もいるという話は雑誌で読んで知っていたのだが、そんな“Blackberry中毒”に初めて遭遇する。
 今週、米国から来たビジネスマンとの会議に出ていたら、途中から携帯端末を取り出して一生懸命いじっている。最初は、Palmかと思ったのだが、途中で「なぜ日本ではブラックベリーが通じないんだ」と言い出したので、ああ、これが、あのBlackberryで、米国のビジネスマンに蔓延している「Blackberry中毒」とは、これなのかと思った。「中国でも、どこでも使えたのに、なぜ日本では使えないんだあ」と禁断症状を示していたが、日本の携帯電話はGSMじゃないもんね。
 で、使えないのはわかっているはずなんだけど、最後までお守りのようにいじっていた。「ライナスの毛布」じゃないけど持っていると落ち着くのかなあ。それとも会議用の参考資料とか交渉事項の要点とか、事前にメールで自分の「Blackberry」に送っておくなどというワザとかあるんだろうか。さすがに会議と関係ない話なんで、聞けなかったけど…。
 見るからに洗練されたビジネスマンの彼は、会議が終わると、「なぜ日本のビジネスマンはBlackberryがなくて平気なんだろう」とつぶやいていた。
 http://www.blackberry.com/na/index.shtml