未知への飛行

 朝、CATVで放映していたのを見る。ヘンリー・フォンダ主演、シドニー・ルメット監督の偶発核戦争モノ。原題の「FAIL SAFE」のほうが映画のテーマを象徴している。同じカテゴリーに、ピーター・セラーズ主演、スタンリー・キューブリック監督の「博士の異常な愛情」があるが、同じ題材でも、かたやシリアス、かたやブラック・コメディ。監督の個性の差だなあ。しかし、どちらの映画も、国防総省の高級スタッフに足の不自由な人がいる。「未知への飛行」は国防長官は松葉杖をつき、「博士の異常な愛情」のドイツ系安全保障顧問の博士は車椅子に座っている。だれか、モデルでもいるのだろうか。「博士の異常な愛情」の博士は、フォン・ブラウンキッシンジャーを足して二で割ったみたいな雰囲気だったけど。でも、ブラウンもキッシンジャーも車椅子は関係ない。