NY原油価格が75ドル台に

21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所原油先物相場は、イランの核開発問題をめぐる国際情勢の緊迫化を背景とした供給不安から急騰し、指標である米国産標準油種(WTI)の6月渡しは一時、1バレル=75.35ドルをつけ、83年の取引開始以来、初めて75ドル台を突破した。終値は前日比1.48ドル高の75.17ドル。

 ブッシュの強硬姿勢は原油価格にも火をつけた。もともと世界経済の活況で、資源価格が上がり気味なのに、イラン核問題が中東不安をかきたてたということだろうか。投機に加えて、実需もあって、最高値ということなのだろうか。