CATVを見ていたら、放映していた。
シネラマで作られた初めての劇映画という。それを西部開拓史としてしまうところが米国らしいというか、何というか。
ジェームズ・スチュワート、
ヘンリー・フォンダ、
ジョン・ウェイン、
グレゴリー・ペック、
リチャード・ウィドマークとか当時の米国映画の大物男性俳優が勢揃い。で、スチュワートとフォンダがインディアン(
ネイティブ・アメリカンか)とも友好的な自由人のハンターで、ウェインが軍人、ウィドマークが鉄道会社の冷酷な“ビジネスマン”というのも、それぞれのキャラクターのなせるものだなあ。このころは若手だっただろう
ジョージ・ペパードがいい。で、キャロル・ベ
イカーは、このころは可愛かったのだなあ、と思う。でも、この映画の原題は、「How The West Was Won」。どのように西部は勝ち取られたかって、
ポリティカル・コレクトが重要視される今の米国では、パロディ・コメディのタイトルにはなっても、シリアスな劇映画のタイトルにはとてもできないだろうな。