クローサー

 評価の高かった映画だが、評判になるだけのことだけはある。男と女の愛と嫉妬を描いた切ない映画。ジュリア・ロバーツジュード・ロウナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンの4人が素晴らしい。ほとんど、この4人の台詞だけで成立している映画。4人の演技力があって成立する。愛が燃え上がる激情から、嫉妬の嵐、愛を失う絶望、ほんのちょっとした言葉で一瞬にして愛が冷めてしまう瞬間までを繊細に描く。4人とも、それぞれの役に合っており、特にクライブ・オーウェンがいい。監督は、マイク・ニコルズ。上手いなあ。