ギュンター・グラスは武装親衛隊だった

ドイツのノーベル文学賞受賞作家、ギュンター・グラス氏(78=写真=2001年6月撮影)が、第2次世界大戦中、悪名高いナチス武装親衛隊に所属していたことを告白した。同氏は、12日付のドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネでこの驚くべき告白を行い、9月に発売予定の自伝に経緯を詳しく書いてあると語った。

 ギュンター・グラスはSS(武装親衛隊)にいたのか。あの「ブリキの太鼓」の著者が。意外な組み合わせ。これは衝撃の告白。よりによってSSというのは、どういう事情だったのだろう。自伝で、この過去をどう思い返しているのだろう。本の宣伝の色彩もあると思うが、しかし、それにしても、あの悪名高いSSだったのか。